≫雫

なんと今更「雫」をプレイしました。
７年ほど前に、私が「痕」、ＢＧＰのｐちんが「雫」を買って、
クリア後に交換したのですが、借りたまんま年月が過ぎ去っておりました。
絶賛エロゲブーム中の私は、なんだか原点回帰したくなったので
埃を被ってた「雫」をひっぱりだしてきたのでした。
それこそ今更レビューなんて笑っちゃう話ですが、まぁ自分メモとしてつらつらと書こうかと。
ネタバレは基本なしです。
ちなみに１９９６年発売の旧バージョンです。

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『雫』
（Leaf）

■キャラクター…８０点
まぁもう１０年以上前のゲームなんで懐かしい感じです。
元気なスポーツ少女と、大人しい眼鏡っ子、と…綾波？
ですが、今でも意外にイケる…というか、私は好きです。
内気系眼鏡っ子に興味がないので瑞穂はまぁアレなんですが、
さおりんと瑠璃子はかなり好きなタイプでした。
さおりんはイヤミのない元気っ子で、でも女の子な面もあって、
王道な萌えが楽しめました。
この手の子のえろシーンが一番可愛い気がする…。
瑠璃子はかなり変わったキャラだと思います。
ただの綾波ではないです。
主人公と瑠璃子の恋は、エロゲでは珍しくすごく納得できたというか、
惹かれ合うのが自然な気がしました。
あれだけ短いシナリオで、読み手を納得させられる恋愛描写って
難しいと思うので、上手いなぁと感じました。
あ、あとＬｅａｆシリーズ定番の「長瀬」の原点が見れて嬉しかったです（笑）

■ストーリー…６５点
当時は凄かったのかもしれないですが、今の感想でいうとこのくらい。
総じてテキスト量が短いので、あっさりとした印象になってしまうんですね。
陵辱シーンというか、倒錯したＨシーンが長々続き、その間ちょっと眠かったです。
でも、狂った世界観と、切ないストーリー、テンポのよい展開等、
続きをどんどん読みたくなる魅力が十分あったと思います。
私は月島拓也のようなポジションのキャラクターが大好きなので、
男キャラクターにも魅力を感じることができました。

■サウンド…９０点
知らなかったんですが、折戸さんて元はＬｅａｆにいらしたんですね。
折戸サウンドは流石の一言。
特に瑠璃子のテーマが最高です。
音質は最近のゲームと比べたら質素なものですが、
メロディのよさは音質なんて関係ないと思えるレベルです。
下川さんと石川さんもいい仕事してます。
やっぱりビジュアルノベルの前にサウンドノベルとしても一級ですね、当時のＬｅａｆは。

■システム…６０点
まぁ昔のゲームなんでしょうがないです。
アルバムモードが、ＣＧ達成率も表示されない簡素な作りだったり、
ＥＤのスタッフロールが全く飛ばせず、何回も見るのが苦痛だったり、
スキップモードでもＳＥはカットされないので、戦闘シーン等で多少まごついたり、
と、不便な点はちょこちょこあります。
でも基本シンプルなノベルスタイルなので、そんなに致命的な欠点はないかと。

■グラフィック…７０点
私がこの頃の水無月原画の大ファンなので贔屓目で。
色数が２５６色だし、今の超美麗ＣＧと比べたら同人ゲームばりですが、
私は、この頃の絵が見れて嬉しいです。
好きなんですよねーこの頃のクセのある絵。
めちゃくちゃ可愛く見えるマジック。
立ち絵は枚数多くないのに、表情豊かに感じました。
テキストとずれてるシーンもほとんどないし。
ＣＧもそんなに枚数多くないですし、背景もあっさりしてます。

□総評…Ｃ
昔のゲームなんで、最近の大作慣れしてる目で見ちゃうと仕方のない評価です。
でも、今のエロゲの基礎を作った作品ですし、
エロゲブームはここから始まったといっても過言ではないので、
一度原典を見てみるのもいいと思います。
少なくとも私は、今でも十分楽しめました。
最近Ｌｅａｆのゲームをめっきりやらなくなったのですが、
（Ｒｏｕｔｅｓが最後かな…？）
高橋・水無月コンビが大好きなんで、あんまり評判よくないですが「リアライズ」やってみようかなぁ…。
世界観が好みすぎてどうしようってくらい好みなんですよ。
てゆーかあれなんていうな〇たる…

＜お気に入りキャラクター：月島瑠璃子、新城沙織＞