≫あやかしびと

エロゲブームはつづく…。
というわけで、名作と名高いあやかしびとをプレイしました。
今までなんとなく敬遠していたのですが、
そんな自分に憤りたくなるくらいの素晴らしい作品でした。
ハマリ過ぎて、寝ても覚めても毎日、あやかしびとのことばっかり考えてました；
ネタバレなしのレビューをば。

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『あやかしびと』
（propeller）

■キャラクター…１００点
というかもう１５０点でもいいくらいです。
キャラクターの魅力に関してはダントツです。
漢キャラクターがアツ過ぎます…！
アーチャーとランサーがいっぱいいるみたいな感じですよ。
おなごも、攻略対象ヒロイン以外にも魅力的な子が沢山いて…
さくらと一奈は攻略したかったです。
出てくるキャラクターみんなを大好きになってしまいました。
声優さん達の演技力にも拍手ですね。
いつもヒロインの音声を消す私が、ほとんど消しませんでしたよ。
男キャラの方は有名な方のオンパレードなんで安心して聴けましたし。
あとエロゲの主人公って、何故モテるのか理解に苦しむキャラクターが多いんですが、
如月双七は人気者になる理由がよくわかる、好感の持てるキャラでした。
今まで私が好きになれた主人公は、「ＴｏＨｅａｒｔ」の浩之ちゃんと、
「Ｅｖｅｒ１７」の倉成、「Ｒｏｕｔｅｓ」の宗一だけです。
ひぐらしはギャルゲじゃないんで省くとして。
とにかくやってください。
魅力的としかいいようのない、素敵なキャラクター達です。

■ストーリー…９５点
熱い、泣ける、笑える、驚く…私のエロゲに求める要素は十分すぎるくらい満たされてました。
特に、笑えるって難しくて、どんなに評価されてるエロゲでも、笑いに関しては
微妙なことが多いと思うんですが、あやかしびとは声出して笑えました。
ＭＶＰは愛野狩人です。
各ヒロインのルート毎に敵が変わるので、全く違ったシナリオを楽しむことができます。
ひとつの事件を様々な視点から…というタイプの話が好きだったんですが、
分岐してからは完全に独立した話…というのもお得感があっていいですね。
なにしろ先が読めないですし。

■サウンド…７５点
曲自体は良曲揃いなのですが、シナリオの長さの割に曲数が少ないです。
その為、シリアスなシーンはこの曲、バトルはこの曲…といったように
パターン化されてしまって、どのシーンも同じようなものに見えてしまうことがありました。
曲数を増やして細かく使っていれば、もっと話全体に深みが出たんじゃないかなぁと思います。

■システム…１００点
オートモードの文字スピードを１０段階に設定できたのが私的には助かりました。
不便を感じることのない、よいシステムです。

■グラフィック…９０点
原画は中央東口さんです。
ＣＧ枚数は多く、立ち絵は表情豊か、塗りは綺麗、絵は可愛い。
相当高水準です。
絵のクセが最初少し気になりましたが、すぐに慣れました。
Ｈシーンで、キャラの顔に立ち絵との違和感を感じることが何度もありました。
あと、欲をいうならバトルシーンの挿入絵を各キャラクター３枚分くらい欲しかったです。
使いまわしの多さが気になったので。
個人的にあの塗りがあんまり好きではなくて、この点数です。
結構あっさりとしたエロゲ塗りです。

□総評…Ｓ
久々にどっぷりハマることができました。
最後まで明かされない謎が多く、続きが気になって仕方なかったです。
キャラクターもみんな魅力的で、誰が一番好きかと聞かれたら困るくらいです。
すっかりpropellerファンになってしまったので、
このまますぐに「Bullet Butlers」を始めたいと思います。
ファンディスクがクロスオーバーらしいですから…
バレバト終わるまではやれないんですよねー


＜お気に入りキャラクター：多すぎて選びきれません…でも一番は九鬼耀鋼＞

推奨攻略順
（一乃谷刀子→トーニャ→飯塚薫→如月すず）
刀子シナリオは導入的なイベントや話が多いので。
トーニャシナリオはあやかしびとの中でも少し異色な気がしますし。

ちなみに付け加えると、
刀子のＥＤは２種類あるんですが「中に出す」→「逢難を受け入れる」分岐の方を先に、
すずＥＤは３種類ありますが「セラフを使う」→「いい」分岐を一番最後に、
攻略してほしいです。
刀子はこれを真実のＥＤにしたいので。後で回収の為に見られるのでは勿体ないＥＤです。
すずの方は大団円のトゥルーＥＤなので最後にしてほしいです。